里咲りさ、新曲「Little Bee」MVを公開!編曲・灘藍によるアルバム全曲ライナーノーツを独占掲載

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 9月7日(水)発売、里咲りさ書き下ろしのニューアルバム「売れるまで待てない」から新曲の「Little Bee」のミュージックビデオが公開された。同MVは「IDOL NEWSING vol.2」収録の「里咲りさ、歩きながら曲を作る」のロケ地の土手など、ほぼ同じ場所で撮影されている。
 作詞作曲は里咲りさ、編曲は灘藍が担当し、ストリングスなど含めてほとんどの楽器を生演奏でレコーディングして制作された。
 またIDOL NEWSINGに向けて里咲からコメントが、灘より「売れるまで待てない」のライナーノーツが到着した。


里咲りさ-Little Bee


里咲りさ1stプレスアルバム「売れるまで待てない」全曲試聴トレイラー映像
 
 
■里咲りさコメント

実はこの「Little Bee」のMVは、DVDマガジン「IDOL NEWSING vol.2」のとき(「里咲りさ、歩きながら曲を作る」)とほとんど同じ場所での撮影でした!
また、「Little Bee」は、夏っぽい曲になりましたが、
さわやかな春の曲を書こうとしてた時期に着想があったもので、
あのDVDで歌ってた曲の進化系でもあります!

そして「売れるまで待てない」というアルバムと、
アルバム発売前に公開したMV「Little Bee」、
全曲トレイラーの映像は、ここからバーっとまた一段階、
上に行くぞ!という気合いの元作成しています。
たくさんの方に好きになってもらえるアルバムとMVになるといいと思ってい ます!
 
 
■灘藍版、里咲りさ「売れるまで待てない」ライナーノーツ

M1.[さよならキャンディ]
一向に楽曲のデモをつくってこない里咲に催促をした結果, 6, 7曲ほどで送られてきた音源の内の[その3].
デモの時点では本人はボツのつもりだったらしいのですが「絶対にいい曲ですから」と半ば強引に推して制作をした記憶が. 他5, 6曲はお蔵入り.
アレンジに関して, Aメロなどはバイテン(2倍速のBPM)で考えていたりもしたのですが音源ではミディアムなテンポになっています.
ちなみにアコギのレコーディングでは里咲からDoveを借りて録りまして, 他にもM2などがDoveでした. いいアコギですね.
個人的にはこの楽曲ができた瞬間にはアルバムの形がみえてきていたような気がしています. (調べてみると6月の頭制作でしたので超初期段階でしたが)

M2.[Little Bee]
南波一海さんの[ヒロインたちのうた]インタビュー前にちょっと時間がありまして, 里咲は目の前でメロディをつくってくれていました.
ただ, この楽曲も一向にデモ音源として送ってはくれなくて, 2箇月ほど後に「あのときの曲は?」とやはり催促をした記憶があります. M1, M5とともにデモの段階ではなぜかボツ候補だったらしいです.
今回のアルバム曲はほぼバンド編成の楽曲でしたのでとにかくレコーディングがたのしくて, この楽曲はとくにスタジオが4箇所にミュージシャンがぼくを除く5人エンジニアが4人と多め!
レコーディング中にも色々なアレンジを試しながらでつくることができました.
里咲も2番のAメロあたりで少しだけアコギを弾いていましたよ. YUIさんですね.

M3.[小年小女]
この曲もレコーディング, とくにドラム録りがたのしかったです.
スネア(ドン, タン, ドン, タンの[タン]の音をだす太鼓)をとにかくハイピッチにしたくて, その調整はとても勉強になりました.
間奏では踏切の音が僅かに挿入をされていますが, これは近所の踏切にまでスマートフォンのみを片手に録りに行きまして, 丁度[ポケモンGO]が配信をされたばかりでしたのでなんとなく恥ずかしかったです.

M4.[WALCALLOID]
M8とともに今年の3月にリリースをされていた楽曲なのですが, アルバム収録ではミックスがやり直されています.
久々に聴きましたが恰好いい曲ですね.

M5.[Would Be Good Day]
後期に制作をした楽曲です.
M6. M7とともにプリプロ(本レコーディング前にする仮のレコーディング)の12時間前にアレンジをしなければならなくて, たった半日で3曲分をやらされました. たのしかったです.
チャットモンチーさんを意識した単音のギターは殺意を感じながらの制作とは思えないほどかわいらしくうたえているかと思います. ロック.

M6.[ファストガール]
里咲デモの時点ではBPMも速くこちらもロックなイメージでした.
ウィスパーボイスが活きるようにと考えたアレンジなのですが, アルバムの制作前にはこういった楽曲が大半になるつもりでいました. (が, 違いましたね).
そういえばアレンジ済みのボツ曲のなかにはアイドル曲もありまして, とてもいい曲だったのですが[だってね。]をもう暫くうたっていただきたい所存.

M7.[窓辺に小鳥はいない]
Nadeahというオーストラリア出身のシンガーがいまして, [Tell Me]というその音源にはペン先を紙に押し当てる静謐な音が入っています.
それは手紙を認めているのかも知れないし, あるいは落書きをしているのかも知れないのですがとにかくそれが好きでして, [窓辺~]の音源では里咲に小説を書写してもらっている音を入れました.
ピアノはぼくが演奏をしています. 久々に弾いたので少し不安でしたがとてもたのしくて, M9, M1でも弾いてしまいました.
また, アレンジの最なかには気がつかなかったのですが雨のような音も入っているらしいです.
レコーディング中もプリプロ中もぼくは何度も寝てしまいましたが里咲曰くそれがいいらしいです.

M8.[TURE]
今回のアルバムでは唯一力強くうたっている箇所のある楽曲ですね.
ちなみに里咲楽曲で使いがちな冒頭の楽器はムビラというアフリカの民族楽器です.
カリンバとはほぼ同じなのですがこちらは世界的なそれとは違いジンバブエの伝統的な楽器のようですね.
里咲は, ジンバブエでリリイベのラストをするそうです.

M9.[ディアティア]
ぼくがアレンジを始める際はギターを爪弾くところからはじめてゆくことが多いのですがこの楽曲はピアノがスタートでした.
アルバムの一番最後に完成をした楽曲でして, 結果新曲はほとんどが制作順に近い形で並んでいるかと思います. (いま気がつきましたが).
ドラムのレコーディング中にバス(足でペダルを踏んで音をだす太鼓)の裏面がバリッと破けてしまったり(なかなかないことらしい), 里咲が自らでつくったうたなのにもかかわらずなかなかメロディや譜割りをおぼえられなかったりとレコーディングは大変でした.
ストリングスもアルバム納期2日前だったな.
ただ, この楽曲の持つ雰囲気も相まって, アルバム制作の後期には少しの寂しさも感じながらつくることができました.
里咲りさも灘藍もこのアルバムで音楽的に成長をすることができたような気がしています. 総括になってしまった.
何度もループをして聴くことのできるアルバムです. 売られるまで待てないし, 売れるまで待てないアルバムです.

音楽作家 灘藍-NadaAi- 2016年09月05日19:30分.


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