2017年4月16日、MIGMA SHELTER(ミグマ・シェルター)のデビュー・ライヴが、渋谷WWW Xで開催された「Upstairs Down vol.1」で行われた。
この日の「Upstairs Down vol.1」は、彼女たちが所属するAqbiRecの主催イベント。There There Theres(BELLRING少女ハートから2017年に改称)、CLOCK & BOTAN(元BELLRING少女ハートの柳沢あやのによるソロ・ユニット)、春野さ子といった同じ事務所のアーティストなどが出演するイベントで、MIGMA SHELTERはデビュー・ライヴを行った。
MIGMA SHELTERが注目を浴びたのは、元BELLRING少女ハートのヨネコ(甘楽から改名)を中心とした新ユニットだからだ。しかも、メンバーのお披露目がライヴなしで先に行われ、そこで各メンバーに早くもファンがつく事態に。メンバーはヨネコのほか、アマリ、コテジュン、コマチ、セイセイ、ミミミユの6人だ。
さらに、AqbiRecのプロデューサーである田中紘治が、MIGMA SHELTERの音楽性を一切明かさなかったことも、MIGMA SHELTERへの注目が集まる要因となった。
そして「Upstairs Down vol.1」では、MIGMA SHELTERは春野さ子に続いて2番手として登場。登場SEではタブラの音色が響いた。そして、デビュー・ライヴの1曲目は、セイセイのパートからスタート。そこから披露された楽曲もまた、タブラやシタールの音色が鳴るエスノなダンス・トラックだったのだ。ヨネコいわく「サイケデリック・トランス」とのことだが、インド的な要素を考えればまるでゴア・トランス。MIGMA SHELTERはフロアに驚きと熱狂をもたらしてデビュー・ライヴを終えた。
この日販売されたCD-R「Svaha Eraser」を聴いても、1990年代のトランス・テクノの影響が濃い。そしてタブラやシタールの音色が響いている。
正式名称が発表される前は、ファンから「ドスケベガールズ」という仮称で呼ばれていたMIGMA SHELTER。デビュー・ライヴでの衣装にも期待が高まっていたが、お披露目以降と同じジャージ姿だった。たしかに動きやすそうではある。
田中紘治のプロデュースである以上、一筋縄でいくはずがないとわかっていたものの、やはりその通りとなったMIGMA SHELTER。音楽性や衣装を含め、今後どう化けていくのか注目していきたい。(宗像明将/音楽評論家)
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撮影:フチザキ
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